ドイツ・ハッヘンブルク生まれ。フライブルク音楽大学に学び、22歳の時にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ・ヴィオラ奏者となる。以来、ソリストとして、クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルをはじめ、数多くの著名なオーケストラおよび指揮者と共演。室内楽奏者としても、マルタ・アルゲリッチ、ジェシー・ノーマン、ダニエル・バレンボイム、ジェームズ・レヴァイン等の錚々たるアーティスト達と国際的な音楽祭で共演し、レコーディングを行っている。1999年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を退団し、指揮者としての道を歩み始める。
ルツェルン祝祭管の首席ヴィオラを続ける傍らで、指揮の分野でもその活躍は目を見張るものがある。特に生き生きとした細部まで行き届いた解釈の音楽づくりは評価が高い。
客演指揮者として、ミュンヘン室内管、スコッティッシュ室内管、デンマーク王立管、シモン・ボリバル管、ザールブリュッケンドイツ放送フィル等を指揮する。2004年から2008年までは、マンハイム宮室内管弦楽団の首席指揮者を務めた。またシュトットガルト室内管弦楽団との長きにわたる関係を築き、2009年から2013年には同楽団の首席客演指揮者として、ホルシュタイン音楽祭、ルツェルン音楽祭でも人気を集めた。
2014年、ヘンスラー・クラシックでCDをリリース、シュトットガルト室内管とC.P.E.バッハのハンブルグ交響曲は国際的にも高く評価され、同作品では最も優れた演奏録音と評価されている。
2018年にはルツェルン音楽祭においてイギリス室内管弦楽団を振り、絶賛を浴びた。