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ゲスト紹介

指揮:ダレル・アン

Darrell Ang, conductor

プロフィール

シンガポール生まれ。作曲をレオン・ユン・ピンに師事。サンクトペテルブルク音楽院で指揮をレオニード・コルチマーに、イェール大学でハム・シニクに師事。さらにバロック音楽とハープシコードをイタリアのフィエーゾレ音楽院で学んだ。
2007年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、聴衆賞とオーケストラ賞を併せて受賞。2006年アントニオ・ペドロッティ、2008年アルトゥール・トスカニーニの各国際指揮者コンクールでも最高位を獲得した。2012~15年ブルターニュ管の音楽監督を務め、2016年からは四川響の音楽監督および首席指揮者を務めている。
近年は、ロンドン・フィルやコンセール・ラムルーへの客演、チューリンゲン・フィルのドイツ&ベルギーツアー、中国建国70周年記念公演で国家大劇院管を指揮した。
ゲルギエフの招きにより定期的にマリインスキー劇場管に客演しているほか、これまでに、ロンドン・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、フィルハーモニア管、フランス放送フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管、ベルリン放送響、ミュンヘン放送管、ウィーン放送響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響等を指揮。日本では、NHK響、読売日響、日本フィル、新日本フィル、九州響に客演している。オペラでは、『ドン・ジョヴァンニ』と『リゴレット』をマリインスキー劇場で、『カルメン』をエストニア国立歌劇場で、『魔笛』と『ニジンスキーの日記』をボルドー国立歌劇場で、『さまよえるオランダ人』をシンガポール・リリック・オペラで、『コジ・ファン・トゥッテ』をトゥーロン歌劇場で上演している。

近年ナクソスから録音を多数リリースし、2016年グラミー賞にノミネートされ、アジアでもっとも活躍する指揮者の一人として注目を集めている。2015年、フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。