井上道義総監督(指揮、演出、振付)ミュージカルオペラ『A Way from Surrender〜降福からの道〜』出演者決定

2023年1月に井上道義作曲のミュージカルオペラA Way from Surrender〜降福からの道〜』を世界初演します。

井上道義が10年かけて書き上げた本作。太平洋戦争を挟んだ激動の時代を生き抜いた井上の亡き両親の人生を描き、自身のルーツを通して、愛とは、平和とは、国とは、アイデンティティとは何かを今に問う作品として昇華させました。

昨年9月に行われたオーディションを経て、井上の分身とも言うべきタロー役に選ばれたのは、 第53回日伊声楽コンコルソ優勝、第17回東京音楽コンクール最高位を獲得した新進気鋭のテノール工藤和真。その両親、正義役とみちこ役を、国内外で目覚ましい活躍を続けるバリトンの大西宇宙とソプラノの小林沙羅が演じるほか、宮地江奈鳥谷尚子コロンえりから、新しい才能が集います。

新日本フィル 第2代音楽監督(1983〜1988)を務め、その後も数々の共演を重ね、深い音楽の絆を結んできた井上×新日本フィル。今まさに円熟を極めるマエストロが、先ごろ2024年12月末での引退を宣言し、クラシック音楽界に衝撃を与えたのは記憶に新しいところ。今しかできない音楽を追求し続けるマエストロが、新日本フィル 創立50周年のアニバーサリーシーズンに贈る渾身の作品に、どうぞご期待ください。

出演者

総監督(指揮、演出、振付):井上道義
タロー(テノール):⼯藤和真
正義(バリトン):⼤⻄宇宙
みちこ(リリック・ソプラノ):⼩林沙羅
マミ(ソプラノ):宮地江奈
エミ(メゾ・ソプラノ):⿃⾕尚⼦
ピナ(ソプラノ):コロンえりか
アンサンブル:
<ソプラノ>中川郁⽂、太⽥⼩百合
<メゾ・ソプラノ>蛭牟⽥実⾥ほか
<テノール>斎⽊智弥、渡辺正親
<バリトン>今井学、⾼橋宏典、⼭⽥⼤智
<バス/バッソプロフォンド>仲⽥尋⼀ほか
合唱:洗⾜学園関係
タローの分⾝:茂⽊鈴太
朗読:⼤⼭⼤輔
管弦楽:新⽇本フィルフィルハーモニー交響楽団