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Guest introduction

© Felix Broede

Conductor: Ingo Metzmacher

Ingo Metzmacher, conductor

profile

メッツマッハーは、その革新的なプログラミングと現代音楽への深い傾倒によって卓越した存在であり、新しいものを親しみやすく、親しみのあるものを新しく響かせることに、キャリア初期から取り組んできた。

現在ハノーファーのヘレンハウゼン芸術祭の芸術監督を務め、ハンブルク州立歌劇場の音楽総監督、アムステルダム国立歌劇場の首席指揮者、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督を歴任。

近年では、ザルツブルク音楽祭でノーノ、エネスコのオペラ、エクサン・プロヴァンス音楽祭ではR・シュトラウスの『サロメ』を新制作、パリでエネスコ『オイデプス王』とショスタコーヴィチの『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、バイエルン国立歌劇場でブラウンフェルス『鳥たち』など、数々の現代作品を上演している。また、クリーブランド管、バイエルン放送響、NDRエルブフィル、ウィーン響、アンサンブル・モデルンなどにもたびたび客演。ヘレンハウゼン芸術祭では、シェーンベルクの「グレの歌」、ベルリオーズの「レクイエム」、マーク・アンドレ作品の世界初演を指揮している。

メッツマッハーは、欧州の名だたる歌劇場に加え、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響、チェコ・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、パリ管、BBC響など一流オーケストラの指揮も行ってきた。2010年に新日本フィルハーモニー交響楽団と初共演し、2013/2014、2014/2015年シーズンには同楽団のConductor in Residenceを務めた。

著書が国内でも刊行されている『新しい音を恐れるな 現代音楽、複数の肖像』(春秋社)。