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©PriskaKetterer

指揮・オーボエ : ハインツ・ホリガー

Heinz Holliger, conductor / oboe

プロフィール

ハインツ・ホリガーは、現代において最も多才で非凡な音楽家の一人である。ジュネーブ、ミュンヘン両国際音楽コンクールで優勝を果たし国際的演奏家として比類ないキャリアをスタートさせたホリガーは、世界中の主要コンサートホールで演奏してきた。作曲家、演奏家双方の活躍を通じて、オーボエの技術的な可能性を広げた功績は大きく、現代を代表する数々の作曲家たちから作品を献呈されている。

スイス音楽家協会作曲家賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ・アビアーティ賞、など多くの栄誉や賞を受賞。2015年、スイス音楽大賞を受賞。2016年、米国芸術科学アカデミー外国人名誉会員に選出される。2022年、ドイツ・マインツ市科学アカデミー シューマン賞を受賞。また数々の録音に対しても、ディアパソン・ドール賞、ミデム・クラシック賞、エジソン賞、グランプリ・デュ・ディスク賞をはじめ、多くの賞が贈られている。

指揮者として、世界の一流オーケストラ、アンサンブルと共演しているホリガーはまた、作曲家としても世界各地からオファーが途絶えることが無く、作品はショット・ミュージック・インターナショナル社から出版されている。ロベルト・ヴァルザー著 小劇「白雪姫」をモチーフに作曲したオペラはチューリッヒ歌劇場で上演、国際的に大きな注目を浴びた。大作としては『スカルダネッリ・ツィクルス』や『ヴァイオリン協奏曲』が挙げられる。また近年、ソプラノと弦楽四重奏のための『Increscantum』(2014)、ソプラノと管弦楽のための『Dämmerlicht』(2015)など、旺盛な作曲意欲は留まることを知らない。2018年には新作オペラ『ルネア』をチューリッヒ歌劇場が制作。

オーボエ奏者、指揮者、作曲家として、テルデック、 フィリップス、ECM、SWR/Hänssler、Auditeから多数の録音を発表。