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ゲスト紹介

©Marco Borggreve

児玉 桃

Momo Kodama, piano

プロフィール

J.S.バッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリーと豊かな表現力で活躍を続ける国際派。幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立高等音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位に輝く。

 その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響、北ドイツ放送交響楽団との共演、デュトワ指揮NHK交響楽団とのアジアツアーのソリストを務めるなど着実に世界的なキャリアを築く。

2008年は、メシアン生誕100年を記念したシリーズ公演(全5回)を行い高い評価を得た。2013年にはルツェルン音楽祭、ウィグモアホール、東京オペラシティ文化財団の共同委嘱による「細川俊夫:練習曲集」をルツェルン音楽祭にて世界初演、12月には東京オペラシティにて日本初演、翌年ロンドン・ウィグモアホールでも演奏。

最近の活動としては、ウィーン・ムジークフェラインへのデビュー(メルクル指揮ウィーン・トーンキュンストラー管)、ノリントン指揮フランス放送フィル、フォスター指揮パリ室内管弦楽団との共演をはじめ、室内楽では、ベルリン・コンツェルトハウスでの室内楽など、ヨーロッパでも活躍の幅を広げている。

CDはオクタビア・レコード、ECM、ペンタトーンよりリリースされており、ECMからリリースされたCD「鐘の谷~ラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集」は、ニューヨーク・タイムズ、サンフランシスコ・クロニクル、ル・モンド・ド・ラ・ムジーク、仏クラシカ・マガジン、テレラマ等で大絶賛を博した。2021年3月、ECM第3弾となる「細川俊夫:月夜の蓮-モーツァルトへのオマージュ-、モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番」をリリース。

2009年中島健蔵音楽賞および、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

カールスルーエ音楽大学(ドイツ)教授。 パリ在住。