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ゲスト紹介

©Marco Borggreve

アコーディオン:御喜 美江

Mie Miki, accordion

プロフィール

東京生まれ。16歳でトロシンゲン市立音楽院(ドイツ)へ単身留学。ハノーファー国立音大ピアノ科でベルンエルト・エーベルトに師事。1973・74年、クリンゲンタール国際アコーディオン・コンクール(ドイツ)青年の部で連続優勝を遂げ、ドイツを中心に活発な演奏活動を開始した。日本では77年に岩城宏之指揮・札幌交響楽団でデビュー。87年にサントリーホール、88年にカザルスホールのオープニングシリーズに出演。これまでに、小澤征爾や佐渡裕、シャルル・デュトワ、マリオ・ヴェンツァーゴら名匠の指揮で、NHK交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、スイス・ロマンド管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、トーンキュンストラー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などの名門楽団と多数共演。

自主企画リサイタル「御喜美江アコーディオン・ワークス」を1988年より開催し、高橋悠治、吉松隆、細川俊夫など、現代を代表する作曲家達が御喜の為に新曲を多数作曲している。

CDは「アコーディオン・バッハ」(ナクソス・ジャパン)「フランス・バロック集」「スカルラッティ・ソナタ集」「グリーグ:叙情小曲集」(以上BIS/キング・インターナショナル)など国内外で26枚以上リリース。17年に発売の「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集より」(BIS/キング・インターナショナル)は、ヨーロッパで最も権威のある≪OPUS KLASSIK(オーパス・クラシック賞)≫を受賞した。

90年、ヴェストファーレン州政府芸術奨励賞(ドイツ)をアコーディオン奏者として初めて受賞。14年、日本ミュージック・ペンクラブ音楽賞(室内楽・合唱部門)受賞。現在、フォルクヴァンク芸術大学(ドイツ)副学長、新疆音楽大学(中国)名誉教授。 バロックから現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、クラシック・アコーディオンの世界的第一人者として確固たる地位を築いている。