国立音楽大学大学院修了後、文化庁オペラ研修所を経て渡伊。1992年二期会『ラ・ボエーム』でデビュー以来、数々のオペラに主演。群を抜く輝かしい声と卓越した表現力で長きにわたり日本を代表するテノールとして活躍。殊に『トゥーランドット』カラフは様々なプロダクションで称賛され、他にも二期会『オテロ』『ドン・カルロ』『ローエングリン』『トリスタンとイゾルデ』『パルシファル』『サムソンとデリラ』等のタイトルロールや『フィデリオ』フロレスタン、『アイーダ』ラダメスで好評を博す。コンサートでもZ.メータ指揮ウィーン・フィルと共演するなど国際的評価を得ている。
CDも数多く、2021年オーケストラよるオペラ・アリア集《朝は薔薇色に輝き》、2022年には《宮澤賢治歌曲全集「イーハトーヴ歌曲集」》をリリース。
第65回芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞、第9回出光音楽賞、第33回エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞、第4回五島記念文化賞オペラ新人賞等多数受賞。国立音楽大学教授。東京藝術大学非常勤講師。二期会会員。