ボーイ・ソプラノ、テノール歌手として学んだ後、ロンドンでオペラのコレペティートルとして活動し、指揮法を学ぶ。それがオペラの指揮につながり、ヴィースバーデンのヘッセン州立劇場のカペルマイスターに就任。その後のフランクフルト歌劇場、ルツェルン歌劇場での活動と合わせ、《ニーベルングの指環》をはじめ、あらゆる種類のオペラを指揮した。
オペラでの活動の間に現代音楽に関心を抱き、リゲティやブーレーズらの作品を指揮。ルツェルン響や、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督にも就任する。
以後、バンベルク響(2000~16首席指揮者)とは《指環》《トリスタンとイゾルデ》《ファルスタッフ》、スイス・ロマンド管(2014~音楽/芸術監督)とは《パルジファル》《ばらの騎士》《ペレアスとメリザンド》《アッシジの聖フランチェスコ》などの演奏会形式上演で大成功を収める。
2012年から音楽監督を務める東京響とは、数々の注目すべきコンサートのほか、モーツァルトのダ・ポンテ三部作、《サロメ》《エレクトラ》《ばらの騎士》などを演奏会形式で取り上げた。
客演も多く、近年ではベルリン・フィル(エトヴェシュ、アイヴズなど)と共演し、トーンハレ管やドレスデン・フィルを指揮、2014年から24年まで首席指揮者を務めたユンゲ・ドイチェ・フィルとはドイツ・ツアーをしている。
録音も多い。ベルリン・フィルとの『リゲティ:管弦楽作品全集』、ウィーン・フィルとJ.カウフマンとの『マーラー:大地の歌』をはじめ、バンベルク響とのシューベルトとマーラーの交響曲全集、スイス・ロマンド管との『ドビュッシー&シェーンベルク:ペレアスとメリザンド』やラヴェル、シェーンベルク、メシアンの作品集(いずれも国際的な賞を受賞)、そして東京響とのベートーヴェン、ブラームス、マーラー、ブルックナー、チャイコフスキーの交響曲などがある。
2026/27年シーズンから、バルセロナのリセウ大劇場の次期音楽監督となることが決まっている。