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アイルランド生まれ。アイルランド国立大学ダブリン校とオハイオ州ケント州立大学を卒業後、マリン・オルソップ、ナタリー・シュトゥッツマンらに指揮法を学ぶ。
これまでにアイルランド国立交響楽団、ケベック交響楽団、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団等に客演。現在はイギリスを中心に活動し、ロンドン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、マンチェスター・カメラータに客演した後、2025年7月にBBCプロムスデビューを飾った。イギリスでの指揮活動のほか、オーストリアのザルツブルク・モーツァルテウム大学のシニア・アーティスト・イン・レジデンスにも就任しヨーロッパへの活動の場を広げている。オペラの分野でも頭角を現し、ブレゲンツ音楽祭でエナ・ブレナン『Hold Your Breath』世界初演して絶賛を博す。またイングリッシュ・ナショナル・オペラではドニゼッティ『愛の妙薬』、ウェールズ・ナショナル・オペラなどにも度々起用されている。
21年には指揮者マリン・オルソップが立ち上げた『ナショナル・オーケストラ・インスティテュート』のアカデミーに参加。また、女性指揮者の支援を担い、アロンドラ・デ・ラ・パーラやカリーナ・カネラキス、アレナ・フロンなどを輩出した『タキ・オルソップ指揮者フェローシップ』を24年に授与。「カレンは非常に才能があり、指揮者としても成長を続けている。彼女のエネルギー、音楽性、そして思いやりのある仕事ぶりは、今後目覚ましいものになるだろう」(オルソップ)と称された。2026年4月に日本デビューを果たす。