2025年11月16日(日)にすみだトリフォニーホールにて開催予定の「SMBC presents ”新しい風”スペシャル・コンサート~チャリティーコンサート~」で、先ごろ行われた第9回仙台国際音楽コンクール ヴァイオリン部門最高位(第2位)のムン・ボハ(韓国出身・2006年生まれ)と共演いたします。曲目はチャイコフスキーの名曲・ヴァイオリン協奏曲に決定いたしました。
すでに発表しておりました鈴木愛美(第12回浜松国際ピアノコンクール優勝)とともに、次世代のクラシック音楽界を担う才能あふれるソリストと奏でる名曲を1日で2曲お聴きいただける貴重なコンサートにご期待ください。
日時:2025年11月16日(日)14:00開演
会場:すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)
指揮:ダレル・アン
ヴァイオリン:ムン・ボハ
ピアノ:鈴木愛美
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35(ヴァイオリン:ムン・ボハ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op. 37(ピアノ:鈴木愛美)
【プロフィール】
指揮:ダレル・アン
シンガポール生まれ。作曲をレオン・ユン・ピンに師事。サンクトペテルブルク音楽院で指揮をレオニード・コルチマーに、イェール大学でハム・シニクに師事。さらにバロック音楽とハープシコードをイタリアのフィエーゾレ音楽院で学んだ。
2007年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、聴衆賞とオーケストラ賞を併せて受賞。2006年アントニオ・ペドロッティ、2008年アルトゥール・トスカニーニの各国際指揮者コンクールでも最高位を獲得した。2012~15年ブルターニュ管の音楽監督を務め、2016年からは四川響の音楽監督および首席指揮者を務めている。
近年は、ロンドン・フィルやコンセール・ラムルーへの客演、チューリンゲン・フィルのドイツ&ベルギーツアー、中国建国70周年記念公演で国家大劇院管を指揮した。
ゲルギエフの招きにより定期的にマリインスキー劇場管に客演しているほか、これまでに、ロンドン・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル、フィルハーモニア管、フランス放送フィル、ベルリン・コンツェルトハウス管、ベルリン放送響、ミュンヘン放送管、ウィーン放送響、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響等を指揮。日本では、NHK響、読売日響、日本フィル、新日本フィル、九州響に客演している。オペラでは、『ドン・ジョヴァンニ』と『リゴレット』をマリインスキー劇場で、『カルメン』をエストニア国立歌劇場で、『魔笛』と『ニジンスキーの日記』をボルドー国立歌劇場で、『さまよえるオランダ人』をシンガポール・リリック・オペラで、『コジ・ファン・トゥッテ』をトゥーロン歌劇場で上演している。
近年ナクソスから録音を多数リリースし、2016年グラミー賞にノミネートされ、アジアでもっとも活躍する指揮者の一人として注目を集めている。2015年、フランス政府より芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。
ヴァイオリン:ムン・ボハ
第9回仙台国際音楽コンクールヴァイオリン部門最高位(第2位)
2006年韓国生まれ。2023年からカーティス音楽院でアイダ・カヴァフィアンのもとで学ぶ。これまでに、ピエール・アモイヤル(モーツァルテウム大学プレカレッジ)、ヨゼフ・シュパチェク(プラハ)、キム・ナムユン(韓国芸術英才教育院)、アナト・マルキン・アルマニ(マンハッタン音楽学校プレカレッジ)に師事。
音楽春秋(2015年)、クレシェンド(2016年)、シンガポール・ヴァイオリンフェスティバル(2019年)、コチャン(2022年)など多くの韓国および国際コンクールで第1位に輝く。2020年レオニード・コーガンコンクールで第2位、2021年ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールジュニア部門で第5位、2022年若い音楽家のための珠海モーツァルトコンクールで第2位を受賞。
2021年にソナスアーツの「ヤング・ソリスト」に選ばれ、スイスでソロリサイタルを行う。2023年にはドイツ・ナショナル・フェスティバルで「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、バイエルン放送交響楽団メンバーと共演した。
ミハエラ・マルティン、クライディ・サハトチ、ノア・ベンディックス=バルグリー、フィリップ・ドラガノフ、アニ・シュナーク、マーティン・ビーバー、原田幸一郎など、多くの著名なヴァイオリニストによるマスタークラスを受講。
オンブク小学校オーケストラとイェウォン学校オーケストラでコンサートマスターを務めたほか、2022~2023年にはチェコフィルハーモニー・ユースオーケストラに参加するなど、オーケストラ活動にも積極的に取り組んでいる。
ピアノ:鈴木愛美
2024年第12回浜松国際ピアノコンクール第1位および室内楽賞、聴衆賞。
2023年第47回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞。
2023年第92回日本音楽コンクールピアノ部門第1位および岩谷賞(聴衆賞)。
2002年大阪府生まれ。4歳よりピアノを始める。大阪府立夕陽丘高等学校音楽科を経て、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席で卒業。現在、東京音楽大学大学院修士課程に特別特待奨学生として在学中。第27回フッペル鳥栖ピアノコンクールフッペル部門第1位。第32回宝塚ベガ音楽コンクール・ピアノ部門第4位。ピティナ・ピアノコンペティション全国大会において、第36回C級入選、第42回F級ベスト17賞受賞。第17回”万里の長城杯”国際音楽コンクールピアノ部門中学生の部第1位。2020年度より毎年「東京音楽大学ピアノ演奏会~ピアノ演奏家コース成績優秀者による~」に出演。浜松国際ピアノアカデミー2023および2024、2024年第45回霧島国際音楽祭に参加。