指揮者・秋山和慶氏が、2025年1月26日に逝去されました。享年84歳でした。
秋山和慶氏は、新日本フィルハーモニー交響楽団の創立者のひとりであった小澤征爾氏の要請で、新日本フィル創立の翌年1973年2月から1980年5月まで指揮者団 幹事を務めるなど、弊団の創設期からの発展を支えてくださいました。
齋藤秀雄氏(1972年9月~1974年9月新日本フィル指揮者団 顧問、1975年6月~永久指揮者)のもとで指揮を学んだ秋山氏は、1973年6月の第10回定期演奏会からはじまり、1974年の欧米演奏旅行など、新日本フィルの重要な演奏会に数多くご出演されました。
2024年8月31日(土)にすみだトリフォニーホールで行われた「小澤征爾追悼演奏会」でR.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』より「第7変奏 ― 終曲」(チェロ:堤 剛、ヴィオラ:瀧本麻衣子)を指揮していただいたのが最後の共演となりました。
ここに、生前の秋山氏の貢献に対し、心からの感謝と哀悼の意を表します。
公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
