澤村杏太朗(指揮)Cocomi(フルート)出演「ファミリーコンサート2025 “未来への贈りもの”」開催決定

2025年4月5日(土)すみだトリフォニーホールにて、「ファミリーコンサート2025 “未来への贈りもの”」を開催いたします。
クラシック音楽の名曲や映画音楽など、バラエティに富んだプログラムでお届けする新日本フィルの「ファミリーコンサート」。毎年、子どもだけでなくクラシック公演が初めての方にも親しみやすい内容で好評を博しています。今年は、イタリアで研鑽を積んだ実力派指揮者 澤村杏太朗を迎え、注目のフルート奏者 Cocomiがソリストとして出演します。
プログラムは、ロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲より「スイス軍の行進」、モーツァルトの交響曲第25番第1楽章といった誰もが聴いたことのあるクラシックの名曲をはじめ、フルートの華麗な技巧と幅広い表現が魅力のボルヌの「カルメン幻想曲」、さらには映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの作品から『ジュラシック・パーク』のメインテーマや『ハリー・ポッターと賢者の石』より「ヘドウィグのテーマ」をお贈りします。また、久石譲の作品から、オーケストラストーリーズ『となりのトトロ』より「さんぽ」を楽器紹介付きでお届け。オーケストラの魅力を堪能できる聴きどころ、見どころ満載のコンサートは渡辺眞伍のナビゲートで進行します。公演に向けて、澤村杏太朗、Cocomi、渡辺眞伍からはコメントも到着。旬の音楽家たちと新日本フィルが織りなす、心躍る音楽の世界をお楽しみください。

ファミリーコンサート2025 “未来への贈りもの”

2025年 4月5日(土)14:00開演
すみだトリフォニーホール 大ホール

出演者

指揮:澤村杏太朗
フルート:Cocomi*
ナビゲーター:渡辺眞伍

プログラム

ロッシーニ:『ウィリアム・テル』序曲より「スイス軍の行進」
久石譲:オーケストラ・ストーリーズ『となりのトトロ』より「さんぽ」(楽器紹介つき)
モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 より第1楽章
ボルヌ:カルメン幻想曲*
J.ウィリアムズ:映画『ジュラシック・パーク』よりメインテーマ
J.ウィリアムズ:映画『ハリー・ポッターと賢者の石』より「ヘドウィグのテーマ」
久石譲:映画『となりのトトロ』より「風の通り道」、「となりのトトロ」

※プログラム・出演者は変更になる場合がございます。

チケット価格

S ¥5,000 A ¥4,500
中学生以下(4歳~中学生/S, A)¥1,500 すみだ区割(高校生以上/S, A)¥4,000
※NJPメンバーズ割引の対象です。※4歳以上入場可能

チケット発売日

  • 優先発売(対象:定期会員・パトロネージュ会員)12/2(月)
  • 優先発売(対象:マイプラン会員 ※2024/2025シーズン定期演奏会をマイプランで購入された方)12/4(水)
  • 一般発売 12/7(土)

出演者プロフィール・メッセージ

©︎Taira Tairadate

指揮:澤村杏太朗
Kyotaro Sawamura, conductor

千葉県出身。東京藝術大学指揮科を卒業後、イタリア・ミラノ音楽院 “ジュゼッペ・ヴェルディ” で指揮を学び、2022年に最高点+の成績で卒業。三河正典、高関 健、山下一史、ヴィットーリオ・パリージらに師事。2019年、新国立劇場にて副指揮者として複数公演に参加。2021年、第9回 ルイージ・マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール第一位。副賞としてテアトロ・コッチャ(ノヴァーラ)にて新作オペラ公演を指揮。2022年、市川市文化芸術奨励賞を受賞。2023年、東京・春・音楽祭にて、リッカルド・ムーティの講習会を受講。これまで新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団等と共演。

指揮者という目標ができる前、将来の夢は「恐竜博士」でした。ジュラシック・パークのテーマはそんな私にとって憧れの一曲です。そしてカルメン!
最も美しくそして激しい、オペラの中のオペラ。 今をときめくCocomiさんとの共演、どうぞお楽しみください。 

©Akinori Ito

フルート:Cocomi
Cocomi, flute

3歳からヴァイオリン、そして11歳にフルートを始める。
ヴラディーミル・アシュケナージ、エマニュエル・パユのマスタークラスを修了。
これまでに、ヤマノジュニアフルートコンクール優秀賞3回、最優秀賞1回並びに特別賞受賞。2019年には、日本奏楽コンクールで最高位を受賞。管楽器部門第1位とともにフランス近代音楽賞受賞。
2021年1月、東京フィルハーモニー交響楽団の「ニューイヤーコンサート2021」にソリストとして出演。同年、京都の西本願寺で無観客で収録された「音舞台」への出演も果たす。
2022年4月デビュー・アルバム『de l’amour』をリリース。12月に東京・紀尾井ホールで行われたデビュー・リサイタルを成功裡に終える。
2023年2月には、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催されたピアニスト、ラン・ランのコンサートにゲスト出演。公演での世界デビューを果たす。
同年3月、桐朋学園大学音楽学部 カレッジ・ディプロマ・コースを修了。10月、ヴィオリニスト、デイヴィッド・ギャレットの来日公演にゲスト出演。11月には2ndアルバム『Mélancolie』をリリースし、東京・紀尾井ホールで自身2度目となるリサイタルを開催。
2024年10月には、3rdアルバム『Neos』をリリースし、12月に東京・紀尾井ホールと大阪・住友生命いずみホールでリサイタルを開催。
現在同大学ソリストディプロマコースに在籍中。
フルートを泉真由氏、NHK交響楽団首席フルート奏者である神田寛明氏に師事している。

私は3歳からヴァイオリンとピアノを習い始め、11歳からはフルートをはじめましたが、 ヴァイオリンに興味をもったきっかけのひとつは映画『耳をすませば』でした。 今回出演するこの「ファミリーコンサート」は映画音楽もプログラムに含まれていますが、 私が演奏するボルヌのカルメン幻想曲は、ビゼーが作曲したオペラ『カルメン』の中から、 オペラのハイライトが散りばめられています。物語の舞台であるスペインのセビリアの風景が浮かんでくるような演奏を、新日本フィルの皆さん、指揮の澤村杏太朗さんとお届けできたらと思います。また、このカルメン幻想曲は私がフルートを好きになったきっかけの1つである曲なので、演奏するのがとても楽しみです。

©Akinori Ito

ナビゲーター:渡辺眞伍
Shingo Watanabe, navigator

作曲家である祖父 渡辺宙明と父 渡辺俊幸の影響もあり、東京音楽大学にて映像音楽の作曲を学ぶ。大学卒業後、宇井孝司氏演出の朗読音楽劇の作曲とピアノ演奏を担当。数々の音楽制作やピアノ演奏のサポートに携わる。2017年9月より堀川亮氏が学院長を務める「インターナショナルメディア学院」にて、約1年間に渡って発声・滑舌・演技を学ぶ。
2021年4月よりF.FACTORY JAPANに所属。自身の落ち着いた声質や表現力を活かし、ラジオパーソナリティやレポーター、企業PRのナレーション、Amazon社が運営するオーディブルの作品などを手がける。2022年12月に同事務所を退所後、フリーナレーターとして活動を決意、現在に至る。

幼い頃からアニメや映画が大好きで、目を輝かせながらお気に入りのシーンを繰り返し見ていました。音楽には不思議な力がありますよね。映像がなくても、曲を聴くだけでその時の情景や感動が鮮やかに思い出されます。私は「となりのトトロ」の「さんぽ」を耳にするたび、メイちゃんが生き物たちを見つけながら元気よく歩く姿が浮かび、子どもの頃のワクワクした気持ちが自然と蘇ってきます。皆さんも、そんな思い出の音楽はありますか?
クラシック、アニメ、映画音楽といった数々の名曲を通じて、皆さんと感動を分かち合えることを心より楽しみにしています。
皆さんの素敵な思いがホールいっぱいに広がりますように。