SARTRAS(一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会)の助成による活動のご報告

新日本フィルではSARTRAS(一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会)から助成をいただき、音楽著作権制度の啓蒙普及を図る目的で、小中高校生を対象に演奏と制度解説を一緒にしたアウトリーチ活動を始めました。これまでの活動をご報告いたします。

アウトリーチ活動

2024年3月12日(火)

1月にお伺いした神奈川県箱根町にある函館白百合学園へ再びお伺いし、今回は小学校の皆さんに金管五重奏の演奏と解説動画を鑑賞していただきました。

普段授業でヴァイオリンを習われている児童の皆さんに金管五重奏の響きを堪能してもらい、 原口直先生の動画でしっかりと学習していただきました。

2024年3月3日(日)

長野県軽井沢町にある軽井沢安東美術館にお邪魔してアウトリーチを行いました。演奏は新日本フィルメンバーによる木管五重奏。軽井沢中学校吹奏楽部の皆さんに、演奏はクラシックの名曲からジブリ映画音楽まで幅広く、そして学校著作権ナビゲーターの原口直先生の著作権制度解説を聴いていただきました。軽井沢安東美術館は画家藤田嗣治の作品だけを数多く収蔵・展示する美術館で、絵画鑑賞も楽しんでいただきました。

2024年2月28日(水)

浅間山の麓、長野県御代田町のエコールみよたにて、アウトリーチを開館20周年記念公演として開催し、御代田北小と御代田南小5年・6年の皆さん、御代田中1年・2年の皆さんにお聴きいただき、原口先生の解説動画で学習していただきました。 御代田町は作曲科・武満徹さんが山荘を構えたところということで、武満徹さんの名曲「翼」も演奏しました。

2024年2月27日(火)

神奈川県藤沢市にある湘南白百合学園小学校5・6年生の皆さんに、前日と同じメンバーで弦楽合奏の演奏をし、学校著作権ナビゲーターの原口直先生による著作権制度のお話を聴いていただきました。最後にはサプライズで弦楽合奏の伴奏で校歌を歌いました。

2024年2月26日(月)

埼玉県富士見市立つるせ台小学校さんでアウトリーチ活動を実施してきました。全校児童の皆さんを前に、12名の弦楽合奏でヴィヴァルディ:「四季」より「冬」第2楽章(独奏:ソロ・コンサートマスター崔文洙)などを演奏。また学校著作権ナビゲーターの原口直先生に直接著作権制度のお話をしていただきました。最後に弦楽合奏の伴奏で「崖の上のポニョ」を歌いました。

2024年2月7日(水)

東京都小金井市にある国際基督教大学高等学校オーケストラ部の皆さんを対象に演奏指導を兼ねたアウトリーチをしてきました。今回はオンラインで学校著作権ナビゲーターの原口直先生にオンラインで著作権制度の意義と重要性を解説していただきました。

新日本フィルのメンバーによる演奏を聴いていただいた時には「音色が凄すぎる!」と、ご自身でも楽器を演奏される生徒さんたちならではのリアクションが。そして、パートごとに分かれて新日本フィルの”先生”たちのレッスンを受けていただきました。そして最後に、生徒さん&新日本フィルのメンバーでベートーヴェンの交響曲第1番を合奏。みるみるうちにみんなの音が豊かになっていきました。

2024年1月16日(火)

神奈川県箱根町強羅にある函嶺白百合学園中学高等学校に伺いました。中学校1年~3年、高等学校1年~2年の皆さんを前に、今回も12名の弦楽合奏でヴィヴァルディ:「四季」より「冬」第1楽章(独奏:特任コンサートマスター伝田正秀)や久石譲:「崖の上のポニョ」を演奏しました。今回は学校著作権ナビゲーターの原口直先生に著作権解説動画を作っていただき、生徒さんに視聴・学習していただきました。また最後に弦楽伴奏で校歌を歌うことで「実演家」なるという体験をしてもらいました。

2023年12月7日(木)

活動の第一弾として東京都千代田区にある暁星小学校さんに伺いました。

1年から6年までの全校児童さんを前に、12名の弦楽合奏でチャイコフスキー:弦楽セレナーデ第2楽章やディズニー映画より『Let it go』などを演奏し、著作権制度の意義やSARTRASの役割について説明してきました。『Let it go』では演奏につられて児童さん達から歌声も。

ハンドブックの制作・配布

同じくSARTRASの助成をいただき、9月定期演奏会、1月定期演奏会、2月すみだクラシックへの扉の各公演において、新日本フィルオリジナル編集の著作権制度ガイドブックを製作頒布しました。