子どもの頃から機械好きで、CDもしょっちゅう聴いていました。
聴くことによってイマジネーションを膨らませることができますし、気分転換にもなりますから、今でもよく聴きます。オーケストラやヴァイオリン、ピアノのCDが多いですね。
せっかく聴くからには、いい音で聴きたい。僕の場合、日ごろステージの上で人の音を聴き、自分の音を出しているためか、多少ゴツゴツしていても生命力のある音を出してくれる機械が好みです。
店頭で試聴して一目ボレして2時間悩んで決めたのが、このスイス製STUDERのプレイヤーです。
この車は新日本フィルに入った次の年に買ったシトロエンです。
これも見た瞬間に気に入って、1週間悩んで決めました。
もう20年近く、30万kmの付き合いですから故障もしばしばですが、乗り心地がよく、操作しているという意識が持てるところが気に入っています。
操作の手ごたえは緊張感を生みがちですが、この車は必要以上に神経を尖らせなくて済むんですね。
そういうところも好きです。
もともと感覚人間ですが、いつも自分がやったことの根拠や背景にある道理を考えるようにしています。
聴くときも、「自分はこの曲をこう考える」という根拠をはっきり主張する演奏家が好きですね。
単に自分を主張するのではなく、作曲家に対するその人なりの主張、主観性と客観性のバランスのとれた主張ができる人。自分もそうありたいと思います。
とても正直な機械で、すベてオブラートに包むことなく、生の音をきちんと伝えてくれます。
決して美しい音に整えてしまうのではなく、細かいニュアンスや打鍵、弓が弦をこする音まで生々しくリアルに再現しながら、音楽的に自然に伝えてくれるのは、この機械の作り手のセンスだと思います。
誰でも操作できていい結果が出せる機械がありますが、僕はどうもそういうタイプは性に合わないようです。自分がその機械をちゃんと使うことによって、いい結果が得られるという手ごたえがほしい。
自分が悪い操作をしたら、それなりの結果が出るということも受け入れますし、いい結果を出すためには、たとえ困難でもそのための努力をしたほうがよいと思っています。
CDプレイヤーも、楽器も、そして車もそうです。
とても正直な機械で、すベてオブラートに包むことなく、生の音をきちんと伝えてくれます。
決して美しい音に整えてしまうのではなく、細かいニュアンスや打鍵、弓が弦をこする音まで生々しくリアルに再現しながら、音楽的に自然に伝えてくれるのは、この機械の作り手のセンスだと思います。
誰でも操作できていい結果が出せる機械がありますが、僕はどうもそういうタイプは性に合わないようです。自分がその機械をちゃんと使うことによって、いい結果が得られるという手ごたえがほしい。
自分が悪い操作をしたら、それなりの結果が出るということも受け入れますし、いい結果を出すためには、たとえ困難でもそのための努力をしたほうがよいと思っています。
CDプレイヤーも、楽器も、そして車もそうです。