母からもらったノンタンの抱き枕です。小さい頃からノンタンの絵本が大好きだったので、10年ほど前、お店でみつけた母が、なつかしさのあまり思わず買ってきてくれたものです。毎日きゅっと抱いて寝ています。

 

2003年から2年間、ジェルジュ・パウク先生にレッスンを受けるためにロンドンの王立音楽院に留学した時も、連れて行きました。もともと友だちもすぐできるほうなのですが、部屋に戻るとたった一人。寂しさをノンタンが癒してくれたんです。

 

パウク先生はとても厳しく、どんなに練習していっても細かい指摘が次々くるんです。弾き始めて5分で「すみません、帰ってやり直してきます」と言いたくなるくらいでした。でも上達するために必要な指摘ばかり。憧れの先生にレッスンを受けることができて幸せでした。

 

王立音楽院は、シャーロック・ホームズで有名なベイカー・ストリートの近くで、学校の裏にはリージェント・パークがありました。レッスンの後は、おやつのチョコを持ってバスの2階に乗るのが楽しみ。「きょうも怒られちゃったなあ……」とロンドンの街並みを眺めたのが思い出されます。

留学したのは大学院のディプロマだったのでレッスン中心でしたが、スペイン人とイギリス人の友だちと「チーズケーキ・カルテット」というカルテットを組んで演奏会をしたり、プレゼンテーションのクラスをとってデュオの発表をしたり、授業の後に演奏会を聴きに行ったり……、色々な経験ができました。

 

新日本フィルに入って2年あまり。オーケストラに入るのは子どもの頃からの夢で、小学校の卒業文集にもそう書いたくらい。一人っ子なのでみんなと一緒になにかをするというのが好きなんですね。新日本フィルは、自然体でいられるところがとても居心地いいです。友だちや先輩にも恵まれて、ノンタンに話す悩みもないかな?辛いことがあったとしても、ノンタンを抱いて一晩寝れば、忘れられます。

 

これからも大好きな新日本フィルの仲間と一緒に、みなさんにいい音楽を聴いていただけるよう、もっともっと精進したいと思います。

留学したのは大学院のディプロマだったのでレッスン中心でしたが、スペイン人とイギリス人の友だちと「チーズケーキ・カルテット」というカルテットを組んで演奏会をしたり、プレゼンテーションのクラスをとってデュオの発表をしたり、授業の後に演奏会を聴きに行ったり……、色々な経験ができました。

 

新日本フィルに入って2年あまり。オーケストラに入るのは子どもの頃からの夢で、小学校の卒業文集にもそう書いたくらい。一人っ子なのでみんなと一緒になにかをするというのが好きなんですね。新日本フィルは、自然体でいられるところがとても居心地いいです。友だちや先輩にも恵まれて、ノンタンに話す悩みもないかな?辛いことがあったとしても、ノンタンを抱いて一晩寝れば、忘れられます。

 

これからも大好きな新日本フィルの仲間と一緒に、みなさんにいい音楽を聴いていただけるよう、もっともっと精進したいと思います。