けん玉が特技です。小学校5年のときには、けん玉の「もしかめ」という競技で目黒区のチャンピオンになりました。これはそのときの新聞記事です。
「もしかめ」とは「もしもし亀よ」に合わせて、大皿と中皿に交互に玉を乗せ、その回数を競う競技で、このとき1時間に 8166 回の記録を出して、優勝したのです。

 

けん玉は小学校2年頃に始めました。鍵っ子で学校が終わると学童クラブに行っていたのですが、そこの指導員がけん玉の有段者で、みんなで教わったことがきっかけです。
いつも遊びながら競争していたのですが、よく友達に勝っていたのは、人より集中力があったからかもしれません。目黒区チャンピオンになったときは、約1時間「もしかめ」をやり続けていました。
3000 回を超えたあたりから玉以外は見えず、玉が落ちた瞬間、まわりが真白になったのを覚えています。それくらい集中していたんです ね。コントラバスを始めたのはそのあとですが、けん玉で培った集中力がすごく役立ちました。

 

調ベたところ、けん玉はフランスが発祥なのだそうです。
留学したときも持っていき、「もとはフランスで生まれて、日本独自に発展したおもちゃで…」と言いながら、ぱぱぱん!と決めると、ドイツ人にもすごくウケました。
夢は「けん玉コンチェルト」で新日本フィルと共演すること(笑)。剣と玉がぶつ かる時に出る音はなかなか良い音で、打楽器になると思うんです。どなたか作曲してくださったら、ぜひ私に初演させてください!

新日本フィルに入って10 年。オーケストラでの演奏を大切にすると同時に、個人の活動も充実させていきたいと最近すごく思うようになって、「女性ベーシスト」の私だからこそできるコンサートを模索しているところです。

 

せっかく清澄白河に住んでいるので、地元を基盤に活動ができたらと思っています。
また、同世代には小さいお子さんがいらしたりしてホールに足を運ぶのがむずかしい方々も多いと思うので、身近に楽しめるようなライブハウスでのコンサートを企画したりしました。
自分が持っているものをアピールしてなるベく多くの人に聴いていただきたい。そしてそこでクラシックが楽しいと感じて、新日本フィルを聴きにきてくださる方がいらしたら、とても嬉しいです。

新日本フィルに入って10 年。オーケストラでの演奏を大切にすると同時に、個人の活動も充実させていきたいと最近すごく思うようになって、「女性ベーシスト」の私だからこそできるコンサートを模索しているところです。

 

せっかく清澄白河に住んでいるので、地元を基盤に活動ができたらと思っています。
また、同世代には小さいお子さんがいらしたりしてホールに足を運ぶのがむずかしい方々も多いと思うので、身近に楽しめるようなライブハウスでのコンサートを企画したりしました。
自分が持っているものをアピールしてなるベく多くの人に聴いていただきたい。そしてそこでクラシックが楽しいと感じて、新日本フィルを聴きにきてくださる方がいらしたら、とても嬉しいです。