ライカが好きになったのは、新日本フィルの演奏旅行でロシアに行ったときのこと。
コンサートマスターの崔さんに、露天市で買ってきたというライカを見せられて、「僕もほしい」と連れていってもらい、そこで1台買ったのが最初です。
100ドルちょっとでした。値段からわかるように、あとで贋物と判明したのですが、そのときは嬉しくて、狂喜乱舞のあまり、帰りに財布を盗まれてしまったくらいです。贋物でもそのカメラには機械の美しさがあり、今度は本物のライカがほしい……と、のめりこんでいきました。

 

その後何台も購入したのですが、結局気に入ったものしか使わなくなり、整理していまは2台を愛用しています。きょう持ってきたのが一眼レフ。
この無骨なデザインがいいでしょう?重みも機械がぎっしり詰まった感じで好きですね。
シャッターを切ったときの、カチャっという重みのある音もライカの特徴です。
家にあるもう1台は、ローライフレックスという古いタイプで、レンズを上から覗き込んで撮影するスタイルのものです。

ライカに限らず、アンティーク・カメラ、クラシック・カメラと呼ばれるカメラは、露出やピントなどすベて自分で調整するわけですが、デジカメでは当たり前にできることを自分の手ですベてやり、イメージどおりの絵が撮れたときの喜びは、なにものにも代え難いですね。
加えて、ライカは描写が柔らかく、絵画的なテイストの写真が撮れるのが特徴です。カメラに限らず、時計も車も、最新式には関心がなく、古いものに惹かれます。車もボルボに16年乗っていますが、当時手に入る最高の材料で作られていることを、ひしひしと感じます。

 

やはり古いものは、作り手の「ものを作った」ということに対する愛情、愛着が違うのではないでしょうか。コンピュータはさすがに最新式を使っていますが、大量生産の機械ですら、たまに「情熱を注いで作ったな」という機種にめぐり合うことがあるのがおもしろい。
「ものすごくちゃんと作っている」というものに、なんとなく引き寄せられてしまうんです。自分にとってオーケストラで一緒に演奏する同じセクションの仲間が宝物なのはもちろんですが、こういうすばらしい機械に出会う喜びも大切にしたいと思っています。

ライカに限らず、アンティーク・カメラ、クラシック・カメラと呼ばれるカメラは、露出やピントなどすベて自分で調整するわけですが、デジカメでは当たり前にできることを自分の手ですベてやり、イメージどおりの絵が撮れたときの喜びは、なにものにも代え難いですね。
加えて、ライカは描写が柔らかく、絵画的なテイストの写真が撮れるのが特徴です。カメラに限らず、時計も車も、最新式には関心がなく、古いものに惹かれます。車もボルボに16年乗っていますが、当時手に入る最高の材料で作られていることを、ひしひしと感じます。

 

やはり古いものは、作り手の「ものを作った」ということに対する愛情、愛着が違うのではないでしょうか。コンピュータはさすがに最新式を使っていますが、大量生産の機械ですら、たまに「情熱を注いで作ったな」という機種にめぐり合うことがあるのがおもしろい。
「ものすごくちゃんと作っている」というものに、なんとなく引き寄せられてしまうんです。自分にとってオーケストラで一緒に演奏する同じセクションの仲間が宝物なのはもちろんですが、こういうすばらしい機械に出会う喜びも大切にしたいと思っています。