「北欧」をテーマにした爽快な公演。指揮のコルニリオス・ミハイリディスは、「東京国際指揮者コンクール2024」で第1位を獲得した1989年ギリシャ出まれの俊才。複数の著名楽団のアシスタントコンダクター等を務め、『魔笛』等のオペラも指揮するなど、すでにかなりのキャリアを築いている。前記コンクールの受賞記念コンサートでは、N響を指揮して自己主張の明確な演奏を披露しているので、今回への期待も大きい。
また、俊英ピアニスト・角野未来(角野隼斗の妹)が弾くグリーグの協奏曲もすこぶる楽しみ。フランスを拠点に活動する彼女の感性豊かな独奏に、ここでぜひ触れてみたい。さらに後半の「ペール・ギュント」が組曲版から抜粋版に変わったことで、物語に即した流れを味わえる上に、「ソルヴェイグの歌」と「ソルヴェイグの子守唄」をソプラノの安川みくの清澄な歌声で味わえることになったのも嬉しい。すなわち今回はソリストへの楽しみも2倍となる。