2026年4月17日(金)・18日(土)の「すみだクラシックへの扉」第38回で、2005年にイギリスで生まれたアルマ・ドイチャーと新日本フィルが初共演をします。作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト、ピアニストとして国際的に高い評価を受けるドイチャーとの共演によせて、1983~88年に新日本フィルの音楽監督を務めた指揮者・井上道義氏よりメッセージをいただきました。
アルマが新日で指揮!驚いた。今回は指揮だけというのが新日らしくて気持ちが良い。新日本フィルは実に色んなことにチャレンジしてきたオーケストラだ。今でこそこのオーケストラの持つ先取の精神は他のオーケストラにも移植されているが・・・。
アルマ・ドイチャーは言わずと知れた何でも出来る音楽家で、女だ。僕自身は今でも偏見が有って女が指揮?作曲?と感じてしまうのだから始末に負えない。これは逆に男なのにバレエを踊る?変なの!と世間では言われていた時代に一回もそう言われたことがないことを思う環境に居た自分を思い返して「常識」というものの正体を見る。
今は、男どもを超える女がどんどん出ている。実際瞬発筋力以外で男が女より勝るものはなにがあるのだろう。自分の両親も母の方が強かったし、長生きするのは女だ。実際男は女から見た男で女は男から見た女とも言えるから本質は完全に鏡の中の自分のように少なくとも左右位は逆なのかもしれない。女の敵は女!今女性が多くを占めるオーケストラで女性指揮者はなにを思うのだろう。
そうそうバーバラ・ハンニガンという人も是非呼んではどうだろう。年上だが彼女は歌って指揮が出来てその上踊れ、それぞれ一流だ。恐ろしい女性たちよ。
関連公演
指揮:アルマ・ドイチャー
ヴァイオリン:中原梨衣紗
- モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』序曲 K. 492
- モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 「トルコ風」 K. 219
- ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op. 92