人気作曲家・久石譲と天才ヴァイオリニストHIMARIの初共演に注目が集まるコンサート。

 クラシックにおける久石の精彩に富んだ指揮ぶりはすでにお馴染みだ。作曲家の視点で再構築される名作からは特に目を離せない。その点今回はチャイコフスキーの「悲愴」交響曲がメイン。従ってこの有名曲をいかに新鮮に聴かせてくれるか? 極めて興味深い。

 2011年生まれのHIMARIは、10歳までに内外の多数のコンクールで最高位を獲得し、数々のオーケストラと共演して注目された。 2025年3月にはベルリン・フィルの定期公演にアジア人最年少ソリストとしてデビューし、シカゴ響、ロンドン・フィル、N響といった内外の著名楽団とも共演。今後も世界の一流楽団の定期への出演が多く予定されている。今回ソロを弾くプロコフィエフの協奏曲第2番は、様々な民族的要素が盛り込まれた明快な作品。第1番に比べると生演奏の機会も少ないので、ここは必聴だ。