新日本フィルとの再三の共演で生気溢れる音楽を展開してきたフランスの名指揮者ジャン=クリストフ・スピノジが、久々に客演。2022年1月の来日が叶わなかっただけに、8年ぶりとなる待望の登場だ。イタリア、ドイツ、フランスを代表するオペラの有名管弦楽曲が並んだプログラムも魅力十分。スカラ座やパリ・オペラ座等、歌劇場での活躍も顕著なマエストロが聴かせるドラマのエッセンスを満喫したい。

さらには今年12歳の天才ヴァイオリニスト、HIMARIの出演も楽しみだ。驚異的な技巧のみならず豊潤な音楽を奏でる彼女の独奏はむろん注目の的。リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際コンクールで史上最年少、特賞グランプリ(第1位を上回る)を受賞した彼女が弾くのが、ヴィエニャフスキの協奏曲第1番という点も見逃せない。今回は、哀愁を帯びたメロディアスな名曲ながら、日本ではあまり取り上げられない作品を生体験できる、貴重な機会でもある。

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