驚くべき才能の持ち主ふたりが共演し1930~40年代の傑作に新しい光をあてる

音楽の秋の様々な充実したコンサートのなかでも、このふたりの共演は音楽ファンの目を引くだろう。1988年生まれ、12歳で指揮者デビューをし、さらには鍵盤楽器奏者としてチェンバロからモダンピアノまで弾きこなすエメリャニチェフ。そしてファウスト、ケラスといったトップ・アーティストが選ぶピアニストでもあるメルニコフ(1973年生まれ)が、プロコフィエフ初期の傑作「ピアノ協奏曲第2番」で共演する。この曲を聴いた「バレエ・リュス」のディアギレフがバレエ曲を依頼することになる出世作。現代の鬼才ふたりがその魅力をひもといてくれる。

ラフマニノフの「交響的舞曲」はシンフォニックな響きと舞曲らしい華やかな個性を持つ3つの楽章から構成され、ラフマニノフの最後の作品となった。オーマンディ&フィラデルフィア管が初演したこの大作は、エメリャニチェフの指揮者としての可能性を存分に教えてくれる演奏になるはずだ。

関連コンサート