旅先でも日常生活でも、アンティークショップや蚤の市にふらっと出かけるのが好きです。
特に何かコレクションをしているわけではないのですが、気に入ったものがあれば買い、部屋に飾って眺めています。
ホルン吹きの人形は、大学時代にデパートで買った日本の作家の作品、木工のお城はドイツのオーケストラにいた時代にみつけたもの、陶器の木馬は3年前、旅行先のヴェネツィアで出会いました。
家にまだたくさんあるのですが、共通するのは、規格化されていない、手作り感のあるモノを選んでいる、ということでしょうか。
ひとつひとつに思い出があるモノたちを見ていると、当時、自分がなにをしていて、どういうことを考えていたのか、思い出したりします。

ホルンは中学のブラスバンドで始めました。小さい頃はむしろ音楽嫌いで、習ってみたピアノもフルートも性に合わずすぐにやめてしまったりして、自分もまわりも、好きだった写真の道に進むのだろうと思っていたほどです。
高校のときホルンの先生に出会ってレッスンを受けるようになってから、どんどんおもしろくなり、本格的に勉強することを考えました。
大学を卒業した夏にドイツに行き、デトモルトで2年、フランクフルトで3年勉強してから、ノルトライン=ヴェストファーレン州のマールという都市にあったフィルハーモニア・フンガリカに5年在籍しました。
演奏旅行の多いオーケストラでしたので、ヨーロッパ各地に行くたびに集めたモノたちも結構あります。

 

新日本フィルに入ったのは15年前、ちょうどトリフォニーホールがオープンする1カ月前です。
当時もいまも、ルーティンワークにならないよう常にモチベーションを高くもち続ける仲間の雰囲気が好きで、いつも刺激を受けています。
「現状維持」というのは下手になっていくことですから、同じような練習をただ繰り返すのではなく、日々「1ミリでもよくなりたい」と自分を追いこんで調整しています。
そうしたとき、好きなモノたちに囲まれてくつろぐことができるのは幸せだなと思います。

ホルンは中学のブラスバンドで始めました。小さい頃はむしろ音楽嫌いで、習ってみたピアノもフルートも性に合わずすぐにやめてしまったりして、自分もまわりも、好きだった写真の道に進むのだろうと思っていたほどです。
高校のときホルンの先生に出会ってレッスンを受けるようになってから、どんどんおもしろくなり、本格的に勉強することを考えました。
大学を卒業した夏にドイツに行き、デトモルトで2年、フランクフルトで3年勉強してから、ノルトライン=ヴェストファーレン州のマールという都市にあったフィルハーモニア・フンガリカに5年在籍しました。
演奏旅行の多いオーケストラでしたので、ヨーロッパ各地に行くたびに集めたモノたちも結構あります。

 

新日本フィルに入ったのは15年前、ちょうどトリフォニーホールがオープンする1カ月前です。
当時もいまも、ルーティンワークにならないよう常にモチベーションを高くもち続ける仲間の雰囲気が好きで、いつも刺激を受けています。
「現状維持」というのは下手になっていくことですから、同じような練習をただ繰り返すのではなく、日々「1ミリでもよくなりたい」と自分を追いこんで調整しています。
そうしたとき、好きなモノたちに囲まれてくつろぐことができるのは幸せだなと思います。