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片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫イタリアの知られざる管弦楽曲 その魅力を詰め込んだ玉手箱 #19ルビー

イタリアの知られざる管弦楽曲 

その魅力を詰め込んだ玉手箱

イタリアの音楽と言えばオペラ。オペラと言えば歌が中心だが、実はそのオペラの中には様々な管弦楽曲がある。序曲、間奏曲、そしてオペラの中に登場するバレエのための音楽。それを花束のように集めたのがこのコンサートだ。

ヴェルディの『シチリア島の夕べの祈り』のバレエ音楽「四季」は、オペラの第3幕第2場で踊られるが、通常のオペラ公演ではカットされることも多いので、聴くチャンスは意外に少ない。他にも、フランスで活躍したイタリア出身の作曲家ケルビーニや、ロッシーニ、ポンキエッリ、プッチーニの作品が取り上げられる。知られざるイタリアの管弦楽曲の魅力を堪能して頂きたい。

前半にはブラームスの作品も演奏されるが、これもイタリアつながり。ブラームスの晩年の傑作ヴィオラ・ソナタ。現代イタリアの作曲家ルチアーノ・ベリオがその管弦楽編曲を作った。篠﨑友美(NJP首席ヴィオラ奏者)の演奏も楽しみだ。