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片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫ フィンランドの巨匠が指揮するオール・フィンランド・プロ #595 トパーズ

フィンランドの巨匠が指揮する

オール・フィンランド・プロ

 

フィンランドと言えば作家トーベ・ヤンソンによる「ムーミン・シリーズ」が一般的には有名だが、クラシックの世界でもシベリウス、カヤヌスをはじめ数多くの作曲家が活躍していたし、現在では優れた作曲家、指揮者が数多く登場していることでも知られている。

ハンヌ・リントゥもその中のひとりで、現在はフィンランド放送交響楽団の首席指揮者として活躍しているほか、欧米各地のオーケストラにも盛んに客演している。そのリントゥが登場し、シベリウスの「ヴァイオリン交響曲」と交響曲第7番、マグヌス・リンドベルイの「タイム・イン・フライト」(日本初演)を指揮する。シベリウスの音楽には力強さと繊細さが同居しており、それがフィンランドの自然を思わせる。交響曲第7番は単一楽章による交響曲としても有名で、リントゥの深い解釈が注目される。「ヴァイオリン協奏曲」のソリストには昨シーズンも好評だったウクライナ生まれのヴァレリー・ソコロフを迎える。