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片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫ベートーヴェンの「ロマンス」で イタリアの名匠と注目の若手が共演 ルビー #29

ベートーヴェンの「ロマンス」で イタリアの名匠と注目の若手が共演

 

ベッリーニ、ドニゼッティなどのイタリア・オペラ、オッフェンバックなどのフランス・オペラの指揮で最高の評価を受ける注目の指揮者エヴェリーノ・ピド(1953~ )が登場する。シューベルトの交響曲第5番は、作曲家の初期の交響曲の中でも人気ある作品。流れるような音楽に満ちた第1楽章は、オペラで培ったピドの歌心が特に活かされるはずだ。オペラの傑作を残したモーツァルト。その交響曲第40番でも、もちろんピドの指揮ぶりに注目したい。

ヴィエニャフスキ国際、オイストラフ国際など世界的なコンクールで入賞を重ね、出光音楽賞も受賞している若手ヴァイオリニスト、周防亮介がベートーヴェンの「ロマンス」第1、第2番で共演するのも注目される。ベートーヴェンの数多い作品の中でも、その可憐な美しさで人気のヴァイオリン曲を、彼の豊かな音楽性で彩ってくれるに違いない。とても新鮮な顔合わせ、そして名曲のカップリングに期待の高まるコンサートだ。