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片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫ユニークなプログラミングが光るクリスマス・シーズンらしい演奏会 #614トパーズ

ユニークなプログラミングが光るクリスマス・シーズンらしい演奏会

クリスマス・シーズンに贈る楽しいコンサート。日本では、ありそうで、なかなかないコンサートかもしれない。そこには指揮者デイヴィッド・ロバートソンのセンスが光る。彼はピエール・ブーレーズの弟子としても知られ、現代音楽の凄腕集団アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務めていたこともある。アメリカでは2018年までセントルイス交響楽団の音楽監督を務め、現在はシドニー交響楽団の首席指揮者および芸術監督を務めている。バロック時代から現代までの幅広い時代の作品をよく知るロバートソンらしい選曲によって、とても珍しいラインナップによるコンサートが実現した。ストラヴィンスキーの「ダンバートン・オークス」は、あるアメリカの政治家の結婚30周年を祝って贈られたチャーミングな作品。そして、すみだトリフォニーホールのパイプオルガンを使ったヘンデルの「オルガン協奏曲」(オルガン/水野均)も楽しみだ。アンサンブルの妙を楽しみたい。