NJP楽員ストーリーズ

楽員ストーリー「大好きな日本で」byサミュエル・エリクソン (NJPチェロ奏者)

大好きな日本で

サミュエル・エリクソン

スウェーデンのストックホルムで生まれ、アメリカ、マサチューセッツ州のケープコッドで育ちました。父はスウェーデン人、母はアメリカ人。両親ともチェリストで、ベルゲン・フィルで出会い、いまもケープコッドのオーケストラで演奏しています。妹も趣味でチェロを弾きます。僕が13カ月の時、ファミリーでアメリカに移ったので、僕にはスウェーデンの記憶がないのですが、言葉はちょっとだけ話せます。

子どもの時から家には音楽があふれ、レコードもたくさんありましたが、両 親は、僕 が自然に音 楽 が 好きになるよう、自由にさせてくれていました。小さい時は宇宙飛行士に憧れていましたね。チェロは7歳から始めて、初めは母から手ほどきを受けました。音楽家になりたいと思うようになったのは、高校生の時、夏の音楽祭に参加して、とても上手な人たちと出会って刺激を受けたことから。そこで大学の先生方からレッスンを受けるチャンスもあり、本格的に勉強したいという気持ちになって、クリーヴランド音楽院に入りました。

日本に来たのは、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)のオーディションを受けたことがきっかけです。PACで2014年から3年間演奏しましたが、その間にすっかり日本が好きになりました。日本がいいなと思うのは、いつもにぎやかで人がたくさんいて、活気があるところ。和食も大好きで、生魚や納豆も食べられます。

NJPには契約団員として1年間演奏してきましたが、メンバーの皆さんが、忙しいスケジュールのなかで、高いレヴェルを保っているのがすごいなと感じています。NJPでは幅広く、いろいろなレパートリーを演奏することができるのが楽しいです。現代曲も好きなので、2月に弾いたヘンツェの交響曲は、チャレンジングで面白い体験でした。

このたび10月から正団員になることができました。NJPの一員として一所懸命、いい演奏をしていきたいです。日本語も喋れるようになりましたので、ロビーなどで姿を見かけたら、ぜひ話しかけてくださいね。