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片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫ブルックナーの大作交響曲でコンサートホールが伽藍となる #599 トパーズ

ブルックナーの大作交響曲で

コンサートホールが伽藍となる

 

オーストリアの作曲家アントン・ブルックナーは9曲の交響曲を残したが、その中でも大作として知られる「第5番」が演奏される。

第1楽章の華やかな金管のコラール、第2楽章の深々としたアダージョの音楽、第3楽章の活気あるスケルツォ、そして複雑な構成によって書かれた第4楽章と、ブルックナーの音楽的な個性が全楽章にわたって堪能できる作品である。作曲は1875~78年にかけてだから、ブルックナーが50代に入ったばかりの頃の作品であり、作曲家の豊かな創作力を感じる作品でもある。

指揮をするのはマルク・アルブレヒト。
ドイツ出身で、現在はネーデルラント・オペラ、及びネーデルラント・フィル、ネーデルラント室内管の音楽監督を務めている。新日本フィルとは「英雄の生涯」などを共演しているが、その力強い指揮によって、ブルックナーの交響曲の真価を教えてくれるはず。コンサートホールは華麗な伽藍に変貌するだろう。