Points of appreciation

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫

片桐卓也 の ≪鑑賞のツボ≫ 近現代のアメリカ音楽らしさとは その回答を様々な時代から発見

近現代のアメリカ音楽らしさとは その回答を様々な時代から発見

アメリカで本格的なクラシックの作曲家が登場して来たのは19世紀末から。時代を経るごとに様々な作曲家が登場し、アメリカの音楽を作り出して来た。今回のプログラムはそれがよく分かる。

バーバーは「弦楽のためのアダージョ」な どで有名作曲家だが、活動初期の1930年 代の「交響曲第1番」は単一楽章による作 品で、古典的な香りも漂う。ガーシュウィン の「ピアノ協奏曲」は1925年の作品で、ジャ ズの影響を見事に昇華した作品。カーニスは現代アメリカで活躍する作曲家で、その深い知性に基づく作風が、多くの演奏家から支持されている。そしてアメリカを代 表する作曲家と言えるコープランドの「アパ ラチア の 春 」は 1 9 4 4 年 の バ レ エ 曲 に 基 づ いた管弦楽曲である。

それぞれの時代によって、また作曲家の個性によって、アメリカ音楽といっても多彩なことが分かる。

指揮のファレッタはバッファロー・フィル などで活躍する実力派で、録音でも注目さ れている。