新日本フィルハーモニー交響楽団

上岡さんとは、すごく緻密な音楽づくりができると期待しています

豊嶋泰嗣(新日本フィル ソロ・コンサートマスター)

Yasushi Toyoshima

7月の「サマーコンサート2017」が上岡音楽監督とは初協演となったのですが、良い感じだな思っています。上岡さんはすごく「自分の世界観を持っているひと」という印象を持ちました。ご自身でもオペラ指揮者だと仰っていたのですが、たしかに、劇場出身の指揮者なのだなと思わされることがつぶさにありました。その点で今回「カルミナ・ブラーナ」が歌ものであったことは出会いとして良かったですよね。たとえばそのカルミナも、ぼくは小澤さんと30年前位にやって以来のレパートリーなのですけれども、ぜんぜん違うタイプの音楽をやっているような感覚を抱きました。それは興味深いことであり上岡さんの音楽の解釈は、ある意味ですごく説得力があるものでした。それを知れてとても良かった。そういう意味では、まだシンフォニーでご一緒していませんので、これからが楽しみです。

来シーズンは、2018年3月の「トパーズ」でバルトークのコンチェルトを演奏するわけですが、久しぶりに演奏するので、いま勉強しなおしているところです。サマーで上岡さんと共演した感じからすると、すごく緻密な音楽づくりができるだろう、と期待をしています。プログラムとしては、シューベルトとシューマンに挟まれて、まったくサウンドが違うおもしろさがあると思うのです、シューベルトの5番からバルトークっていうのは、なかなか……ないですよね(笑)おもしろいプログラム。こういうプログラミングの部分にも、上岡音楽監督の世界観が出てきているなと思いますね。


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