2012-13シーズン末、音楽監督アルミンク任期満了
新日本フィルハーモニー交響楽団は、2012-2013シーズン末(2013年8月)を以って、現音楽監督クリスティアン・アルミンクが任期満了となることを発表いたします。アルミンク氏は新日本フィル音楽監督として、2003年9月の就任から最終公演となる2013年8月まで、10年という長きにわたりその重責を担うことになります。
32歳という異例の若さで音楽監督に就任して以来、シーズン・テーマを掲げたプログラミングや、現代作品・オペラ・声楽作品にも積極的に取り組み、日本のクラシック音楽界に新風を吹き込んでまいりました。そして氏とともに成長してきたオーケストラは、独自の音色を獲得し、世界に発信できる実力を備えたと確信しています。
2012年、新日本フィルは創立40周年を迎えます。音楽監督アルミンクとのコラボレーションは10周年にして最終シーズンとなります。これらはいずれも次章の始まりを意味しています。1972年創立から今日に至るオーケストラの歴史と、アルミンク氏との実り豊かな10年を締めくくるにふさわしいプログラム[PDF,3.6MB]をお楽しみいただければ幸いです。
これからも素晴らしい音楽をお届けするべく、オーケストラ一同全力を尽くしてまいります。
今後も引き続き変わらぬご支援とご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
新日本フィルハーモニー交響楽団
> 2012-2013シーズン定期演奏会 公演一覧 ・ パンフレット [PDF, 3.6MB]
◆新日本フィルハーモニー交響楽団 専務理事より ご挨拶
2003年にアルミンク氏を音楽監督に迎えて、早いもので10年目のシーズンを迎えます。当時日本では殆ど無名であったウィーン出身の若い指揮者とともに、日本のみならず世界中のオーケストラが活動するこの東京で、どのように個性を打ち出し、世界に出ていくオーケストラになろうかと考えたのがついこの間のことのように思えます。
それまでの日本は、音楽監督との音楽作りの時間をこれほど長く持つことは極めて稀でした。その中で氏の得意とするオペラや近現代作品を通じて、また氏の選ぶ優れた音楽家との共演を通じて、新日本フィルは間違いなくその成果を上げることができたと確信しています。マーラーの交響曲全曲演奏、年に一度の演出付きコンサート・オペラの上演、数々の日本初演、2篇の新作委嘱など、その革新的な取り組みの全てはオーケストラを成長させる大きな糧となりました。
この10年目のシーズンを最後として、クリスティアン・アルミンク氏は新日本フィル音楽監督の職務を離れることになります。皆様とともに最後の充実した一年を過ごし、指揮者、オーケストラの双方が新たな一歩へ進めるよう祈っております。
新日本フィルハーモニー交響楽団
専務理事 大坪 健雄
◆音楽監督クリスティアン・アルミンクよりご挨拶
1972年にマエストロ・小澤征爾氏と当時のメンバーによって結成されて以来、新日本フィルは年月をかけて成長し続け、高いレベルの演奏力を持つことで傑出した存在となるまで発展しました。私が2003年にその音楽監督に就任して以来、このオーケストラとともに取り組んできたことを心から誇りに思っています。またこれは皆様のサポートと応援があってこそ可能であったと思います。皆様のこれまでのご支援に深く感謝申し上げます。
そして今、新しいアイデア、ヴィジョンに向かって扉を開く時がきました。私たちは自信を持って次のステップへと進むべきところまで辿り着いたのです。
私はともに過ごした9年間に対し感謝の気持ちで一杯であり、また同時に、次にやって来る新日本フィルの未来が実り多き「新たな冒険」であることを確信しています。そしてこれまで同様、皆様が新日本フィルの音楽を楽しみ、オーケストラと共にいてくださることに大きな喜びを感じています。
2012-2013シーズンは私たち全員にとって、また10年間新日本フィルの音楽監督を務めたことになる私個人にとっても忘れられない一年になるでしょう。この特別な年を私たちと共に体感して頂ければ幸いです。
新日本フィルハーモニー交響楽団
音楽監督 クリスティアン・アルミンク



